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真空包装機でシールむらの発生を防ぐために

今回のお話は、真空包装機のシール作業で生じる「シールむら」です。これは、包材に対して適切な温度で加熱していない場合に発生する不具合のことで、シールがきれいに仕上がっていないことを指します。そこで今回は、原因や防止策、チェック方法についてご紹介いたします。

シールむらが発生する原因

シールむらが発生するケースは、下記のように大きく分けて3種類あります。

  1. 温度が低すぎてシール面にあまり熱がかかっていない状態になるケース
  2. 熱が強すぎて少し焼けた感じになってしまうケース
  3. 加熱後の冷却中(押さえたまま保持している状態)に袋が冷えきらずに開いてしまって、袋がヨレヨレになってしまうケース

試験や温度制御機能を使って真空包装機のシールむらを防止

真空包装機のシールむらを防止する方法としては、いくつかあります。たとえば加熱し過ぎる場合は加熱タイマーを設定したり、ヨレヨレになってしまう場合は冷却時間を延ばすなどです。これらはいずれも事前の試験が必要となります。当社としても数値を提供したいところですが、実際にはお客様が使われる包材や目的などによって条件が千差万別のため、やはり現場で試して最適な仕上がりになるように設定してもらうことが近道となります。

その他に使える防止策としては、温度制御機能です。たとえば、インパルス式の加熱は1秒や1.5秒など「ほぼ一瞬」なので、袋の厚みがある場合には内部の接着面まで熱が届かないうちに電源が切れてしまう場合があります。その場合は、この温度制御機能を使いましょう。最適な温度付近で少し時間をかけて加熱できるので、結果的にシールむらを防止することができます。

シールの仕上がりのチェック方法

真空包装機のシールむら発生を減らすには、事前テストでしっかりチェックしておく必要があります。真空包装によるシールができているかどうかのチェック方法としては、とりあえず1秒加熱して引っ張ってもシールが剥がれないかどうかを実際に現場で試す引っ張り強度のテストが一般的です。

このテスト基準は、JIS規格にも明記されています。基準となる内容は、シールした部分を幅1.5mm程度に短冊状に切り、それを一定の力で引っ張って試すなどがあります。また、試す時にはきれいにシールできたかどうかをチェックできる製品もありますので併せて使用されることをお勧めします。その製品は三菱ガス化学の「エージレスシールチェック」という浸透圧を利用したスプレー式の製品です。浸透圧の仕組みを利用して、シールが不完全な部分があるとその場所から赤い液が流れるのでわかる仕組みになっています。

いずれにせよ、シールむらを防ぐためにはさまざまな方法で慎重なチェックを行うことが必要だと思われます。もちろん、事前に当社でのテストも可能です。包材など必要なものを当社にご送付いただければ、事前テストをさせていただき、参考数値をお知らせいたします。

当社、増井技研ではシールむらが発生しないよう、お客様のさまざまなご要望にフィットする真空包装機をご提案させていただきますので、お気軽にお申し付けくださいませ。

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